手作りは確かに面倒くさいけど愛着がある

手作り結婚指輪は3ヶ月待ち
直接夫婦が手作りできる工房が、福岡の薬院にあります。非常に人気が高く、予約は3カ月先までいっぱいです。
3ヶ月待ち状態になっている理由は、「作る」という経験が出来るからでしょう。結婚指輪を手作りするのは、とてつもなく面倒です。時間もかかります。失敗もできないため、後戻りもできません。そんな中で敢えて「手作り」を選択するには、大きな理由がありました。
作った人らしさが出てくる
手作りの最大の魅力は、作った人らしさが滲み出る点にあります。作った人らしさが最も色濃く出るのは、シンプルなデザインの結婚指輪でしょう。
例えば、何事も几帳面な人がシンプルなデザインの結婚指輪を作ったとします。1つ1つの作業を几帳面に進めていくため、仕上がった指輪も不思議と繊細な雰囲気が出ます。逆に豪傑な人が結婚指輪を手掛けると、指輪も不思議と豪傑なものに仕上がります。作った本人は全く意識していません。無意識の内に出てくるものです。どんなに気を付けて指輪を手作りしたとしても、「作った人らしさ」が消えることはありません。
結婚指輪の手作りは確かに大変
結婚指輪を手作りするのは、確かに大変です。例えばワックスを使って指輪を作る際には、大変繊細な作業が求められます。基本的にはロウの塊を切り出し、専用のやすりを使い指輪の形に整えていきます。
言葉にすると簡単そうに思えるでしょうが、実践してみると中々大変な作業です。思うような形にはならず、いびつな形に。プロの職人が丁寧に教えてくれますが、どんな凄腕の人がバックについていたとしても、中々難しい物があります。
思うような形は愛情の証
しかし、思うような形に指輪が仕上がらないのは悪い事でしょうか?もちろん、理想を申せば綺麗な形に結婚指輪を仕上げたいものです。しかし思うような形にならなかった、どこか変な形になってしまった結婚指輪であっても、少しもおかしくはありません。個性的で素敵な指輪です。
個性的な形の結婚指輪になればなるほど、愛着が湧いて出てくるもの。正真正銘、世界に1つだけの結婚指輪となるでしょう。